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9月, 2020の投稿を表示しています

Mobile Flowsで業務をモバイル化

Workspace ONEにはMobile Flowsという機能があります。 Workspace ONEと他システムを連携することにより、Intelligent Hubを使って承認フローを進めたり、更新通知を受け取ったりすることができるという仕組みです。 Mobile Flowsを利用するにはWorkspace ONE側の設定はもちろん、連携先のシステム側でもいくつか準備が必要になるワケですが、ガイドなども公開されているServiceNowとの連携を試してみることで、どのような使い方ができるか体感してみます。 今回は Mobile Flowsを利用するための事前準備 として大きく以下のことを行います。 Workspace ONE UEMの認証ソースをWorkspace ONE Accessに設定 WS1 AccessでOAuthクライアントテンプレートを作成 Hub ServiceのMobile Flows通知を有効化 今回試すServiceNowとの連携の際も上記は必要になりますが、ServiceNowに限らずMobile Flowsを利用する際にはどのサービスと連携する場合も必要になるので、ココだけ切り出して書いておきたいと思った次第です。 Workspace ONE UEMの認証ソースをWorkspace ONE Accessに設定 UEMへのデバイス加入時の認証をAccessに任せる形になります。 ※現状、デフォルトはUEMに設定されてます。 Workspace ONE UEMの管理コンソール開き、ルートの組織グループで[グループと設定]>[すべての設定]をクリックします。 次に、[デバイスとユーザー]>[全般]>[加入]をクリック後、[認証]タブをオーバーライドにします。 [Intelligent Hubの認証ソース]を[WORKSPACE ONE ACCESS]に変更して保存します。 【補足】 この設定はカスタマー階層の組織グループでないと設定変更できません。 WS1 AccessでOAuthテンプレートを作成 Workspace ONE Accessの管理コンソール開き、[カタログ]>[設定]をクリックします。 [リモートアプリアクセス]>[テンプレート]をクリック後、[テンプレートを作成]をクリックします。 [テンプレートを作成]画面で以

Workspace ONE AccessからServiceNowにシングルサインオン(SAML)

以前、Workspace ONEと他システム間で、 OpenID Connect で連携する内容をポストしましたが、今回は SAML を利用したシングルサインオンの構成を検証してみました。 ServiceNow と SAML連携 して、WS1のポータルからシングルサインオンする構成を試してみます。 大枠の流れとしては以下の通りです。      1.ServiceNow(SP)のSAML認証設定          1.1. WS1 AccessからSAML連携に必要な情報を取得           1.2.SAML認証設定      2.WS1 Access(IDP)でSAML認証設定      3.動作確認 1.ServiceNow側(SP)でSAML認証設定 まずは、今回の構成ではSP(Service Provider)となるServiceNow側でSAMLによるシングルサインオンを可能とするように構成します。 1.1.WS1 Accessから S AML連携に必要な情報を取得 まずは、WS1 AccessのIDPメタデータのURLを取得します。 [カタログ]>[Webアプリケーション]をクリック後、[設定]をクリックします。 左ペインから[SAMLメタデータ]をクリック後、IDPメタデータの[URLをコピー]をクリックします。 クリップボードにコピーされるので、テキストエディタにでも貼り付けておきます。 次に、WS1 AccessのIDP署名証明書を取得します。 左ペインから、[SAMLメタデータ]をクリック後、署名証明書の[ダウンロード]をクリックします。 こんなファイルがダウンロードされます。 1.2.SAML認証設定 続いて、ServiceNow側のSAML認証設定を行います。 ServiceNowの管理コンソールにログインし、検索バーに[saml]と入力後、[SAML2 Single Sign-On]配下の[Certificate]をクリックします。 後で、使用するため先ほどダウンロードした、[signingCertificate.cer]をテキストエディタで開いておきます。 証明書の一覧画面で、[New]をクリックします。 Nameに[SAML 2.0]と入力して下にスクロールします。 PEM Certificateに先ほどテキストエディタで開い