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12月, 2023の投稿を表示しています

Workspace ONE Intelligenceを使ってWorkspace ONE UEMにカスタムアクションを実行

  WS1 IntelligenceはWS1 UEMとの連携設定をすることでアクション(アプリのインストールなど)を実行することができます。 プリセットされたものでも様々なアクションを実行することができるのですが、今回はカスタムコネクタを利用することで、標準では用意されていないWS1 UEMのアクションを実行してみます。 今回は例として「デバイスログを要求」というアクションをIntelligenceから実行します。 大まかな流れは以下の通りです。      1.UEM管理コンソール上の操作を実行するAPIの調査      2.Postman Collectionの作成     3 .Intelligenceでカスタムコネクタを作成     4 .動作確認 1.UEM管理コンソール上の操作を実行するAPIの調査 IntelligenceからUEMのAPIを実行するにあたり、そもそもUEMで目的の処理をするためのAPIが存在するかどうかを調査し、テスト実行するところまでを行います。 まずはUEMの管理コンソールのGUI上で実行する場合の該当箇所を探します。 デバイス詳細画面で「その他のアクション」>「デバイスログを要求」が今回実行する操作なので、これをAPIで実行することができるかを確認します。 WS1 UEMで実行できるAPIは以下のURLにアクセスして確認します。 ※XXXXの部分は環境によって異なるので、利用する環境の値に置き換えます。 URL:https://asXXXX.awmdm.com/api/help 今回実行したい操作は以下赤枠内にありました。 認証情報などをセットして「Try it out!」をクリックするとAPIのテスト実行ができます。 するとAPIを実行するためのCurlコマンドが生成されますので、これをPostmanにインポートすることでAPIコールを一から作成する手間が省けるのでコピーしておきます。 2.Postman Collectionの作成 Intelligenceのカスタムコネクタを設定する際、連携先となるサービスのAPIをテスト的に実行したりする必要があるため、Postmanとは仲良くしておくといいことがあります。 Postmanを起動し、「File」>「Import」をクリックします。 Import画面で「Raw te

Workspace ONE Intelligenceのレポート取得をAPIで実行

  Workspace ONE IntelligenceはWorkspace ONEの中で自動化やレポーティングなどを行うことができるコンポーネントです。 ひとつ前の投稿でWS1 AccessをAPIでいじり倒すということをやってみましたが、今回はWS1 IntelligenceのAPIを叩くことでレポートを取得するということをやってみます。 大まかな流れは以下の通りです。      1.Intelligenceでレポート作成      2.スクリプト実行用Intelligenceのサービスアカウント作成     3 .サービスアカウントにレポートを共有     4 .スクリプトの実行 1.Intelligenceでレポート作成 まずは、Intelligenceの管理コンソールでレポートを作成します。 WebブラウザでIntelligenceの管理コンソールにログイン、[ワークスペース]>[レポート]>[追加]>[カスタムレポート] をクリックします。 今回はレポートの内容自体は特にこだわらないので、[カテゴリ]>[Workspace ONE UEM]>[デバイス]でも設定しておきます。何か取得したい特定の情報がある場合は、適切なカテゴリを選択する必要があります。 【補足】 レポートの内容をカスタマイズしたい場合は列を追加することもできます。 2.スクリプト実行用Intelligenceのサービスアカウント作成 次にIntelligenceの管理コンソール上でサービスアカウントを作成します。 このアカウントは後程APIを実行するスクリプトの認証に使います。 [アカウント]>[サービスアカウント]>[追加]をクリックします。 名前を適当につけて、「クライアントシークレットを生成」をクリックします。 ここで表示される、" クライアント ID "や" クライアントシークレット "の値がスクリプト実行時に必要になります。この画面で手動でコピーすることも可能ですが、すべての情報が含まれるJSONファイルのダウンロードが自動的に実行されるため、ダウンロードされたJSONを開いて確認することも可能です。 3.サービスアカウントにレポートを共有 先ほど作成したサービスアカウントに対して、初めに作成した